Japanese ancient clay doll

どぐうさん / Dogu


すばらしき縄文の世界へ

 私が「土偶」(どぐう)を初めて認識したのは、幼稚園生の頃だと思います。
某『青いタヌキと小学生が7万年前の日本列島に行く』というアニメ映画の中で、
「遮光器土偶」(しゃこうきどぐう)が、悪役の粘土のバケモノとして描かれました。
あまりの不気味さに、幼い私は夜に一人でトイレに行けなくなるほどのトラウマになりました。

 あの不気味な粘土のバケモノは一体何だったのか。
私たち日本人の祖先である「縄文人」が作った、土偶という土の人形をモチーフにしていると、後に知りました。
「縄文人」「縄文時代」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょう?
いわゆる原始人のようなワイルドで野生的なイメージだとしたら、少し違います。
縄文人は日本列島の豊かな自然の下、非常に高度な文明を築き、争いがほとんど無い平和な暮らしを数千年以上していたとされます。
そういった背景から土偶という創作物・アートが生まれたのでしょうが、
一体何の目的で土偶が作られたのかは、諸説ありますが謎のままです。
そんな神秘的な土偶を “ヨーヨー脳” で、じ~っと見続けていたら、
なにやら土偶の手足や腰まわりがヨーヨーのシェイプに見えてきました。(ヨーヨープレイヤーあるある)

嗚呼!! これは土偶をインスパイアしたヨーヨーを作りなさいという、ご先祖様の魂の声なのかもしれません!?
映画で見た土偶の不気味なイメージを払拭し、皆さんをすばらしき縄文の世界へ導かんと、
土偶に敬意と親しみを込めて『どぐうさん』をリリースいたしましょう。


“かたまり感”のあるフィーリング
 かつてシュトパン最強のヨーヨーと呼ばれたPKAFAをTYPE-82として先月リニューアルしました。
先月最強のヨーヨー出したら今月もう他にやること無いじゃん……。その通りです……。
ゆえにどぐうさんは、純粋な回転体としての性能を追求すると大抵の場合は失われていく、
“かたまり感”のあるフィーリングを目指しました。
“ソリッド感”という表現の方が一般的なのでしょうか。アンダーサイズ帯のモノメタル機に出やすい傾向のフィーリング。
中心に肉が詰まったような、金属のかたまりのような、いや、『土のかたまり』のようなフィーリング。


 遮光器土偶の手足、腰まわりがインバースラウンド形状に見えるヨーヨー脳なので、
すっすーさん(薄野氏)に『土偶みたいなヨーヨー作ってください』と遮光器土偶の写真を見せてお願いしました。
『ファッ!?』って反応でした。仕方がないのでなんとなく近いイメージで
ヨーヨージャム社「キャプティべート」を元に、具体的な形状を起こしていただきました。
(※今回はヨーヨージャム社オマージュ企画のつもりではないです。念のため。)
どぐうさんはシュトルム・パンツァーでは珍しい、かたまり感のあるサイズD機に仕上がったと思います。


アクセルは「CP-15 M3.5ボースヘックスアクセル」です。詳しくは チョコミントは歯みがき粉ではない。のページで解説しています。


↑ヨーヨージャム社 キャプティベート(を作図の参考にしただけでオマージュのつもりではありません。)

仕様・スペック
直径:約52mm
重量:約65g
全幅:約44mm 有効幅:約42mm
形状:インバースラウンド
ボディー素材:A6061
ベアリング:CP-06 D9ボールベアリング
レスポンス:CP-09 ブレードアタックパッド(エコノミー)
アクセル:CP-15 M3.5 ボースヘックスアクセル

発売年月:2022年9月
希望小売価格:¥7,700


取扱方法・免責事項
ベアリングはCP-06 D9ボールベアリングです。交換は自己責任にてお願いいたします。
レスポンスパッドはCP-09 ブレードアタックパッド(エコノミー)です。
アクセルはCP-15 M3.5ボースヘックスアクセルです。市販のM3用六角レンチで取り外すことができます。
回転ブレについて、使用に問題無いと判断したものを出荷しています。
製造・組立・出荷の過程で小さな傷、汚れ、色ムラ、加工跡等が発生する場合がありますが、製品仕様となります。


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